
衝撃的なラストでした。ほとんどの予想、というより自らネタバレしてくれたぴろし社長とアニメなどもあったせいで全部想像通りになってしまいでガッカリした点は否めませんが、その執拗な演出に寒気をしてしまうほどのシーンもありました。一番衝撃的だったのはEDでのオーヴァンでしょう。あのオーヴァンがあぁいう行動に出るほどとは・・・と思いました。月の樹の話、揺光の話もかなりよかったです。
何が一番嫌だったかというと、前のアニメ回の記事でも書きましたがあまりにも真の三爪痕の正体が露骨にわかるようになっていたことです。もっと別視点で描いていれば良かったのになと思います(記事全文で詳しく書いてます)。
文句もいいつつ、先のことが想像出来たのにもかかわらず面白かったのは演出がなせる業と、.hackに対する期待が自分の中で常にあったからだと思います。
※続きはネタバレ満載注意
以下は感想であって解説ではありません。残った謎の部分の解説や妄想は後日。
■まず先にこれはないんじゃないのぴろし社長!と思った箇所。
冒頭でも書きましたが真の三爪痕の正体の1点に尽きます。ゲームのハセヲや周りの人間が気が付いていないというギャップがすごかったです。アニメRoots17話はとても話が進展して喜んで以前記事を書きましたが、あの回であんなシーンが入っていたのがそもそも間違いだったのかと思います。アニメRoots最終話でのタイミングでも出す必要は無く、ゲームで驚かせるべきだったと思います。ゲーム内でハセヲが「俺たちは何か勘違いをしているんじゃないのか?」と言われても、こちらからしてみれば何を今更ぐらいの時差があったわけです。
だからアニメでオーヴァンが志乃をPKしてしまったことをプンプン匂わす最終話と、左腕を開放した瞬間にサングラスからAIDAが見えたりオーヴァンの足元に三爪痕があった17話は絶対必要無かったと思います。そのシーンを入れないでアニメの話を進展させていくのは全体の方向も変わってしまうことなので難しいとは思うのですが、あくまでハセヲは黄昏の旅団というギルドとその仲間が大切だったということを描き続けることが良かったのです。
志乃を救い出すことを第一に考えているハセヲですが同様に仲間という存在も貴重に思うハセヲがあるわけですから、死の恐怖と呼ばれるまでに狂ったハセヲをより色濃くするためにそうしてほしかったと思います。このような自分の中でのアニメ消化不良な部分もあり、この出来事はゲームで知って驚きたかったと強く思いました。要するにアニメの進行バランスが悪かったのと、肝心なことを先にネタバレしてしまったことが無ければアニメは良かったのです。フォローすると、もしかするとアニメはvol.2をクリアした後にみるとすっごい面白い?(以前のハセヲを知りたい的な考え方で)。でもアニメを見てたからこそ楽しめた部分もあるのでもったいないと思うばかりです。
細かいところでは、メール、ゲーム内、メール、ゲーム内と繰り返してしまうイベントや、やはり親切すぎるイベント誘導や、やたら広くなって面倒になったダンジョンやフィールド、高レベルモンスターが甲殻系が多くて面倒なことがはっきり駄目でしたね。
■後は全部良かった点などです!やっぱり終わりに良いことで〆、ぴろし社長最高!
オーヴァンの演出は最高でした。オーヴァン戦では三爪痕はこうやって付けるんだとカットインが入ってきますがあれがゾクッとしますね。低レベルで最初突っ込んだので1500くらって一発で死にましたが>ω<更に冒頭にある画像のシーン。これが一番ビビリました。オーヴァンがここまで剥き出しになって「もっと強くなれハセヲ、この俺をたおせるほどに」とドスを聞いた声で凄まれると悪寒がするほどです。さすがCV東地さんです。しかもオーヴァン戦は全てが狂い始めたあの場所・・・。しかもウィルスコアがデータシードに変って(呼び方が違うだけで物は同じ?)三爪痕からワープしていくなんて・・・ここはアニメがあってゲームが冴えたやり方だと思いました。オーヴァンはハセヲが成長していく過程を作り上げてきましたが、志乃と揺光一体どれだけの生贄を貪れば気が済むんだみたいなことを言ってましたね。これが私の中で救いの言葉でした。

アトリイベントも最高でしたね。かなり生々しい演出で、教室の描写に合わせて友人やお母さんの言葉が飛び交ってたのが恐ろしいです。リアルでアトリのような悩みを抱える子供がプレイしたらちょっとショッキングかもしれませんが。ハセヲが何度もアトリに向い叫び続け、意識を取り戻した後もネガティブなことを言ってしまうアトリに平手打ち。そしてハセヲも自身の弱い部分を認めた上で、それでも進まなきゃいけないというセリフにグッときました。ここもアニメRootsで何もかも1人で背負おうとしていたハセヲの描写があってこそ生かされたセリフだと思います。アトリもそんなこと言われたら頑張っちゃうがな!アリーナ優勝祝賀会に出てきたアトリの蜃気楼は一体何だったんでしょうね。AIDAに感染し榊に操られつつもどこかアトリの自我が微かに残っていて、AIDAの力を利用してイニスの蜃気楼の能力を使いハセヲに助けを求めたのでしょうかね。ちょっとここらへんが自分の中で曖昧です。
未帰還者になってしまった揺光には驚かされました。ならないと予想していたから驚いただけですが。リアル揺光は図書館の虫って割には活発そうな学生でしたね。G.U.ではリアルとネットで顔まで繋がった第一号ですかね?スイカズラの話の中での揺光のあせりっぷりやあの仕草に熱烈なファンになった人も多いようです。フラワーギフトというグリーティングカードはvol.2でも引き継がれるのでvol.1で消費しないでわざわざそのまま持ちこせるよう少しやり直した人もいるようです。
一番良かったのは、ハセヲが成長したと思えるシーンが表に出てきたことですね。先ほどのアトリへ厳しい言葉を投げかけるハセヲもそうですが、ベタなところでは3rdフォームにジョブエクステンドするダンジョンクエストでシラバスとガスパーの元へ戻ったシーンです。「あの頃は志乃とオーヴァンさえいればよかったと」言ったハセヲですがタビーと匂坂とか三郎と俵屋のことも思い出してくれよ!とちょっと言いたくなりますが。まぁ特別という意味ではあえて口にしなくても良いメンバーなのかもしれませんが、あまりにも影も無いじゃないですか!タビーのことを清作がニャン語で少し触れたぐらいだし>ω<
悪いという箇所を除けば全体的には良い!と思う箇所ばかりでした。さすが.hack!100点にはならずとも80点は越えてます。100点になるのはvol.3で良いのです。続編物ということもあり統一された仕様上でどうしても面倒になってしまうプレイ部分があるのを跳ね除けて100点になることを期待しています。vol.3の発売は来年ですが次はvol.2ほどネタバレ部分を必死に追いかけないことにします。といいつつvol.3予告のドイツ語を早速全部翻訳しだしたりしてますが・・・。.hackシリーズは最後まで語らないで謎が残るはずなので、G.U.でもそこを妄想したり調べたりするほうが良さそうです。ぴろし社長は太っ腹なのかいささかネタバレをしすぎる節があるようですね>ω<やっぱり大げさに言ってる部分やだましてくる部分があるので私のような輩だと全ての言葉に振り回されてしまうのでよくないです。エンディングが2つあるという言葉と、アニメ最終話は吐くかもしれないという言葉には振り回されましたからね・・・。無論期待は高まりましたが。最大のペテンはぴろし社長だったんじゃないでしょうかと皮肉も言いたくなります^ω^
毎度.hackシリーズでお馴染みの「リアルで駄目な奴はネットにきても駄目」というセリフですが炸裂しましたね。当然のことですが結局リアルの自分はいくらロールしてもネットまで影響してしまうわけです。じゃあ今現在は常識の欠片もマナーもよくわからない学生はどうかなのかと考えると少し疑問が出てきます。20歳未満の一般常識が出来てない学生にモラルやマナーを20歳以上の人が強要してもわからないだろうというのが私的な意見ですが。17歳で高校二年生のハセヲがThe WorldというMMORPGのネットゲームを通じて成長していく姿は、リアルで学習しえなかったモラルやマナーをこうやってゲームを通じて理解出来る人もいるのではという可能性を今作でも匂わせてくれました。仮に学生が自分勝手な行動をし続け周りの人から否定され孤立していけば自然と自分の身の振り方を改めるものです。そんなきっかけを与えてくれる可能性があるかもしれないということです。



そして上記画像は次回予告の一部。やっぱりきたか、ジョブエクステンドを超えたハセヲ。そしてオーヴァンが言う最後の手段、その先にある目的、全てのはじまりのきっかけは何なのか。絶望が深そうです。アウラがうっすら映っているのがポイントですね。来年まで待てないっ!




