
記事冒頭画像と内容がかみ合ってないエビフにゃイです。
記事名の通りでのお手軽アニメエンコード設定ということで、PV3 PV4を所持している方であれこれエンコード設定やフィルタなどを模索している初心者向けの記事です。PV3/4でキャプチャしたDV形式ファイルはAVIUTLで読み取るプラグインが公式で配布されていますのでAVIUTLを使用するのが推奨されているかと思いますが、私はヘボマシンを使っているためAVIUTLではメモリやCPU面で負荷が大変なのでAVISYNTHでやるお手軽アニメエンコード設定を紹介します。別に私がAVIUTLを嫌いというわけではなく私のマシンでは起動時にメモリを食いすぎて死にそうになるということと、AVIUTLプラグインを使いまくっていますし98dは未だに使用しているので実際私はAVIUTL大好きな人と思ってください。
サンプル動画付ですので実際にこのように出来上がるというのが見れてある程度目安にはなると思います。サンプルはCL○NN○Dとハ○テのご○くとガ○ダム○○です。あくまでお手軽エンコードということで現状で色んなことをすでにを試している人にはまったく役に立たない記事なので注意して下さい。
下準備
AVISYNTH本体、AVISYNTHワープシャープパッケージが必要です。書く必要ないと思いますがEARTHSOFTのページのPV3 AVIUTL 入力プラグインは導入済みにしておいて下さい。ついでにAVISYNTH入門ページ2-2のVirtualDubModを使用してAVSファイルを開くところまで自分で出来るように進めておいて下さい。上記の入門ページにダウンロードからインストールまで丁寧に書いてあります。恐らく2-2までは1時間ほどあれば出来ると思います。ちなみにこの記事の下準備を全て済ませるにはかなり時間がかかると思いますが、1度準備してしまえばある程度は他のアニメだろうがAVSを使いまわして出来るようになりますので頑張って下さい。
この時点でAVISYNTHのプラグインについて説明しますが、AVISYNTHのプラグインはpluginsにを入れるとそのプラグインを使用していなくても勝手に読み込まれてしまいます。気になる方はpluginsフォルダとは別のフォルダを作成しそちらにプラグインを全部移動して下さい。別フォルダに移動した場合でそのプラグインを呼び出して使用したい場合は、AVSにLoadPluginでそのプラグインを呼び出してあげればいいだけです。
AVISYNTHワープシャープパッケージに関してはseraphyさんのページにあるwarpsharpをダウンロードして下さい。こちらはAVISYNTHでPV3/4でキャプチャしたDVファイルを扱う上でも必須です。
ダウンロードしたらAVISYNTHのプラグインフォルダにavsfilter.dll、LoadPluginEx.dll、warpsharp.dllの3点を入れるか、上記プラグイン説明のように別フォルダにした場合はそちらに入れておいて下さい。
お手軽エンコードで使用している外部プラグイン
全てAVISYNTH Wikiの外部プラグイン一覧から辿っていけますのでそれぞれダウンロードしておいて下さい。
delogoのロゴ除去に関しては、AVIUTLのロゴ解析プラグインでロゴをスキャンして解析ファイルを作成済みということで話をしていますので、まだ無い方はそこだけスルーして読んで下さい。ロゴ解析及び透過性ロゴ除去はMakKiさんが作成したものですのでこちらのページを読めばロゴ解析ファイルを作ることが出来ると思います。
・DeDot (ドット妨害除去、クロスカラー低減 [De.dll])
・delogo (局ロゴ除去 [delogo.dll])
・Auto24FPS(逆テレシネ化 [warpsharp.dll])
・AntiComb (残りコーミング除去 [AntiComb.dll])
・Convolution3D (2Dノイズ、時間軸ノイズ除去 [Convolution3DYV12.dll])
・UnsharpMask (シャープ [warpsharp.dll])
・warpsharp (シャープ [warpsharp.dll])
・MSharpen (輪郭にシャープ [MSharpen.dll])
まずはAVISYNTHでDVファイルを開いてみる
LoadPlugin("E:\Program Files\AviSynth 2.5\plugins\oplugins\LoadPluginEx.dll")
LoadAviUtlInputPlugin("E:\Program Files\aviutl98d\EARTH SOFT DV.aui", "EARTHSOFTDV")
EARTHSOFTDV("H:\cap\080101-200857-1440x1080i.dv")
私のサンプルです。1行目のLoadPluginはLoadPluginEx.dllをAVISYNTH標準プラグインフォルダに入れてない場合は記述する必要があります。そのようにプラグインを自由に呼び出すことが出来ます。
2行目はEARTHSOFTのページのPV3 AVIUTL 入力プラグインをAVISYNTHで使用できるようにします。私はE:\Program Files\aviutl98dの中にEARTH SOFT DV.auiがあるのでそのように記述してあります。
3行目はDVファイルを読み込みます。H:\capの中に080101-200857-1440x1080i.dvという先ほどキャプチャしたDVファイルがあるのでそちらを指定したサンプルです。
これを適当な名前でAVSを保存してVirtualDubModで開いてみます。先ほどキャプチャした映像が表示されればAVISYNTHで扱うことに成功です。
エンコードの流れを書いてみる

私のチューナー(兼レコーダー)はTZ-DCJ2810です。このように映像はD3/1125i固定にして、音声はAACで出力しています。この記事では最終的にx264.exeを用いて映像H.264、音声AACなMP4コンテナになります、音声をいちいち再エンコードさせるのが面倒なのでAAC固定にしています。要するにチューナー側で流れているAACをそのまま取り出したいわけです。
ext_bsはこちらの「ソフト→mediatools」にあります。aacgainはこちらから落として下さい。その他に関しては同ブログの記事の「H.264+AACなMP4をやりはじめて1ヶ月」のオマケというところを読んで見てください。チューナー側の音声をAACではなくPCMにしている人はそちらのオマケにあるDDAVS_avs2wavtrim.batにAVSファイルをドラッグするだけでAACなMP4を作成することが出来ます。私と同じようにAAC固定の場合は上の記事のようにフォルダの中にext_bsとaacgainを入れて下さい。そしてDDAVS_avs2wavtrim_extbs_mp4box_aacgain.batにAVSをドラッグするだけでDVファイルからAACを抽出して音量を5dB上げたAACなMP4を出力することが出来ます。よく意味がわからない人は自分なりのやり方で音声を扱えば良いかと思います。
x264についてはこのブログにある記事をさらっと読んで下さい。私はseraphyさんのx264詰め合わせのおまけページにあるcef版(afs対応版も)を使っています。こちらのサンプルに使用したx264のオプションは全部以下の通りです。今回のサンプルに限らずいつもこのオプションで他のアニメもエンコードしています。
24分アニメでCRF22は動かない、比較的圧縮しやすいアニメで200~280M、鮮明でよく動くアニメで350~450Mでおさまります。
x264cef --crf 22 --level 4 --keyint 240 --min-keyint 1 --scenecut 65 --bframes 3 --bime --b-rdo --weightb --direct auto --analyse p8x8,b8x8,i4x4 --8x8dct --trellis 1 --cqm jvt --merange 32 --qpmax 32 --qpstep 6 --ref 6 --mixed-refs --ipratio 1.70 --pbratio 1.50 --aq-strength 0.4 --aq-sensitivity 15.0 --subme 6 --no-deblock --no-fast-pskip --threads auto --thread-input --progress --sar 1:1 --no-dct-decimate --no-psnr --no-ssim --
サンプル BS-i CL○NN○Dの例
CL○NN○DはHD製作ですがBS-iでの放送時には一旦ダウンコンバートしてそれを更にアプコンしているようです(詳しくはコメント欄)。要するに放送を見ている人にはただのアプコン品にしか見えない品質です。映像はドット妨害とクロスカラーが発生しています。BS-iのCL○NN○DはTBSとは違いサイドカットされていない16:9で映像が流れています。フレームレートは周期一定・・・24fpsのはずです。色が・・・!?
ということを前提としてAVSファイルを作成したものがこちらです。長ったらしいのでtxtで上げました。詳しくはAVSファイルの##でコメントアウトしている行を読んで下さい。最後に「場合によっては最後に色調補正をかけてください」というのは環境によってキャプチャ時の色は変わってしまいますし、カラーバーで全ての人が調整しているわけでもないと思いますし、PC向けに色調を設定している人もいらっしゃると思いますし、最終的には私のように好みで変えてしまっている人もいると思いますのでそのように書いてあります。
上のAVSをエンコードの流れ通りにやって出来たmp4 [ SWF ]
全ての流れのBATはこちらです。REMに書いてあるコメントを参考にして下さい。要するにAVSを作ってそのBATを実行するだけで全部終ります。1話通してやった結果のtxtはこちらです。このような感じでBATを実行するとコマンドプロンプト内に表示されます。
ハ○テのご○くとガ○ダム○○の場合
ここからは各自自分でAVSを作ってみてください。冒頭でAVIUTLプラグインもAVISYNTHで使えると書きましたが、AVISYNTH Wikiの「AviUtlフィルタプラグインを利用する 」ページをご覧になって下さい。ShowAUFInfo実行支援バッチスクリプトを使用するとAVIUTLプラグインをドラッグするだけで関数定義ファイルを作成することができます。
・ ガ○ダム○○ [ SWF ]
TBSソースでHD制作、24fpsです。
使用プラグインはdelogo、Convolution3DYV12、Auto24FPS、AntiComb、LanczosResize、UnsharpMask、WarpSharp、Tweak、ColorYUY2です。糞みそに色調を変えています。
・ ハ○テのご○く [ SWF ]
テレビ東京ソースでHD制作、30fpsで要フィールドシフトで縞があったりする箇所もあります。
使用プラグインはdelogo、Convolution3DYV12、自動フィールドシフトVF(AVIUTLプラグイン)、AntiComb、LanczosResize、UnsharpMask、WarpSharp、Tweak、ColorYUY2です。
最後に
この記事だけ見るとやたら難しく感じるかもしれませんが、AVISYNTHと外部プラグイン諸々とmp4を作成するために必要なexe諸々さえ揃えてしまえば、後はAVSを使いまわすだけで簡単にエンコードが出来るようになります。次の段階では自分で色々模索してプラグインを試したり、他のページや2chに書いてあった設定なんかを試してみたりすると大分良い感じになるかと思います。凝りだすと最終的に手動間引きと解除をやらざるを得なくなる場合が出てきますが。この記事の設定はプラグインを簡単に使っているだけにすぎませんが、そうであってもこの程度までのものは出来てしまうわけです。自分なりに妥協ラインを見つけて各アニメごとのAVSを使いまわすように出来たらアニメエンコードに関しては大分楽になっているかと思います。
なのでせいぜいエンコードでやる作業と言ったら以下の2つだけで後はBATを実行するだけです。
1.CMカットtrim作業(レコ側で出来るならそっちでカット)
2.ロゴの消え具合確認(フェードアウトインが毎回違うとその部分だけ毎回確認)
今回は厄介な暗部があるから潰さないようにノイズ除去は~~でとか、最終回だけEDがスクロールしてて60iだったからそこだけ60fps化とか、実際には各話ごとに違う場合とかあるのですがそれに気がつく頃には自分でどうにかできるようになっているとかと思います。





