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アニメ「こばと。」感想

2010/03/29 21:43

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丁度この時期は君届も放送していて両方とも泣けるアニメとして悩ましい扱いだったのですが、先日最終回を迎えた「こばと。」は久しぶりに単独の記事で書けるぐらいのアニメだったなと感動しております。

単独扱いをしたのは、思えばカレイドスター以来で何年ぶりだか私でもわかりません・・・。ちょこちょこ書いたのではARIA、CLANNADとかでしょうか・・・。私は非常に涙腺崩壊しやすい方ですが、顔面崩壊で前が見えないは久しぶりだったのでびっくりしました。
挿入歌の「あした来る日」の破壊力がすさまじいです。サビ部分で感極まって泣き出すという、ある意味作業妨害ソングになっていました!こばとの声優 花澤さんは本当に頑張ったんだなと思いました。


以降はまだ見てい無い人はネタばれ若干している点を注意して下さい。
※重要な部分は▼をクリックしないと表示しないようにしています
※PCブラウザから有効な機能なので、モバイルからでネタバレを気にされる方は続きを読まないで下さい


私と「こばと。」との出会い

私と「こばと。」の出会いは比較的悪い方で、藤本が感じた最初のこばとの出会いに似ていて悪かったです。秋アニメは放送数が多かったので、BS2という時点で見る気があまりありませんでした。

こばとの設定は人間界とは別の不幸な出来事で死んだどこの世界にも属していない住人でどの命でもない曖昧な存在です。行きたい所に行くため神との契約により生まれ変わりのチャンスを得るためにこの世界へ来ています。そこへ行くためには季節が四つ巡るまでに人々の傷ついた心を癒し、それで得られるコンペイトウをビンいっぱいに集めなくてはいけません。

要は一話完結型の癒し系アニメでコンペイトウにビンが入っていって、最後はいっぱいになってめでたしめでたしのアニメなんだなとこの時点で思っていまして、安易な設定ではないか?と思っていた時もあります・・・。
今思うとエビフにゃイのバカ!という感じですが、上の設定は一旦置いといて転生したばかりのこばとが人と触れ合う度に積み重なる成長、こばとの優しさを認めていく藤本、これらの変化が1話から最終話まで仕込まれています。なので長い目で見るべきアニメです。


序盤の各話見所をピックアップ


単独の話としても十分感動出来ます。

5話 「…ホタルのやくそく。」ではそれが顕著に出ていた回だったと思います。
人を癒すことがテーマとしてありますが、簡単に癒せるほど甘くないといおりょぎさんが炎を出してこばとを叱咤しているだけあり、若干重めの過去の後悔話などが話しに盛り込まれています。話としてはありがちですが、アニメとしての出来のよさと縁起にやられました。
なので私的には5話までは見てほしいなと思っています。

自分の話で恐縮ですが、7話 「…やさしいひと。」はタイプとしてまさに自分のことを指していまして堂元のように自身の他者への優しさが結果的に偽善となっているのではないかと悩んでおりました。時には厳しいことを言う必要もありますし、相手のことを考えると尚更そうすべきという悩みは往々としてありますが、つい断れない自分と嫌われたくない気持ちが優先してしまい良い顔して引き受けてしまいます。おかげで私も癒されました。

9話 「…夏の記憶。」は学生時代の仲の良い友人と長い付き合いになると必ず起きることじゃないでしょうか。私も過去同じ悩みがあったのを思い出させてくれました。私のはもっと下賤でしたが・・・。

13話 「…天使と守り人。」では景観として非常に美しいいちょうの木があり、落ち葉の多さなどの問題で再開発でその木は伐採の危機にある・・・という話です。
ここでは話の美しさとこばとが思う優しさ全快の回ですね。挿入歌では「あしたくる日~いちょうの木の下で」が流れます。この歌にピンときたのは13話(1話ではさほど反応せず)からで、琥珀のハーモニーが壮大感を非常に盛り上げてくれましたね。この話の結末は書きませんが、命あるものに変わりはないので同じように癒されることもあるという考え方が「こばと。」の世界感の尊さを感じましたね。


ネタバレだらけのラスト23話、24話について


感動のピークが訪れるのは23話、24話でして非常に時間が掛かりました。

23話でのタイトルが重い・・・「・・・こばとの願い」非常に重かったでした。
こばとの願いは変わり「好きな方のそばに時を越えて生まれ変わる・・・」すでにその願いは藤本の元に居るこばとを考えると叶っているのですが、コンペイトウがいっぱいにならず消えてしまう形になるなんて・・・という状態でした。
こばとがよもぎ保育園前で藤本に「藤本さんは大切な人だからです、大切な人が気になるのは当たり前です。」とストレートに言ったことが、はっきり表に出た願いですね。この段階でやっと藤本との関係を整理して自分の願いをはっきりさせたのだと思いました。

最後に契約の事実を知った藤本の焦り。
「藤本さんのそばにいられてとても幸せでした、藤本さんは私の大切な人です、これまでも、これからもずっと」
「行くな」という藤本から得られた最後のコンペイトウ。
藤本はどれだけツンツンで癒されない奴なのだという気分にもなりますが、常に中途半端な気持ちなら関わるなと言い放つ藤本の性格を考えると、想いで癒すのは23話までかかってしまったのだと思っています。
この一連の流れで軽いバッドエンドもありえるのか・・・!?と内心ではドキドキでした。

24話の藤本はうしゃぎさんによってこばとに関する記憶を消された(再構成された)状態になっていますが、最後の藤本が癒されたコンペイトウはビンの中で液化することなく残っていて、それに触れることによってこばととの記憶を取り戻します。
この液化されなかったコンペイトウは、こばとの願いの「好きな方のそばに時を越えて生まれ変わること・・・」と、藤本だけの記憶を世界再構成から除外するためのうしゃぎさんの計らいだったのかなと思っています。
うしゃぎさんからすればこばとの願いがはっきりわかったのが最終話の別れのシーンだったのかなと。

その後何年か経過して藤本は弁護士になって生まれ変わったこばとと再開しますが、このシーンから常に私の目からコンペイトウという状態でした。
再構成前の記憶が無いこばとに藤本がコンペイトウを渡し、「最後にもう一度あの歌を歌ってもらえませんか」と、あした来る日が流れます。もうこの時点で前が見えない!(目からコンペイトウで)
あした来る日が歌うこばとが記憶をフラッシュバックしだし、コンペイトウにこばとの涙が落ちて一気にこばとの再構成がはじまり全ての記憶が戻ります。
この時の藤本のセリフ「こばと・・・?何年も待たせやがって・・・大遅刻だな」と初めて名前を呼ぶところが、顔面崩壊コンペイトウになりました。

こばとと藤本が幸せになってくれないと実は見ている側は癒されません。少なくとも全話見てきた私はそう思い続けていました。24話ではその思いを最高の形で表現してくれたと思っています。


最後に


実は1話からあした来る日の歌は流れています。
この歌が重要なのは最後まで見た人からすると当たり前なのですが、振り返るとすごく丁寧によく考えて作られていたのだと納得させられます。

感動するポイントなどは人によって違いますが、願わくばどの世代の人でも「こばと。」を見て癒されてほしいなと思います。


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コメント

sakura (2010年03月30日 16:28)

おお・・そんなに良かったのですか~
最近DISCASでちまちまとDVDをレンタルしているので
こばと。も見てみたいと思います~。

エビフにゃイ (2010年05月05日 23:59)

こばとはダラダラ見るのをお勧めします!
最終話2つ分が非常に強烈でして・・・。

匿名 (2010年07月07日 18:56)

こばと。

試験前なのに一気に見てしまいました・・・
試験中も同じくです


最後泣けたな~
こんなに気持ち良く泣けた作品はすごい久しぶりな気がします

エビフにゃイ (2010年07月19日 07:10)

>> 匿名さん
遅レスですみませんが、感動したようでよかったデス!
最後の感動がここまですごかったのは私も久しぶりでした。
見てる方まで優しい気持ちになれて癒されるアニメでしたね。


ただ試験前だけちょっと気になりました>ω<

もす (2010年08月01日 01:35)

初めまして。
アニメ・「こばと。」、音楽、背景、話の内容、NHKの本気と呼ばれるだけあって素敵でした。
個人的には19話がお気に入りです。堂本さんが輝いてて、かわいそうで・・・。
 でも、アニメはいいという人が多いのに、原作の評価はイマイチなんですかね?
近場の本屋にも置かれてないみたいですし・・・。

匿名 (2010年08月28日 21:12)

失礼します。
わたしも「こばと。」みてます。
CLAMPU先生の作品は、毎回とても楽しみに拝見させていただいてます。
こばとちゃんは、見ている人を癒す力が、ご本人で思っているよりも、
ずっと、ずっとあると思います。

そして、なんといっても毎回こばとちゃんの服オシャレ~!!
ずっとかぶっておかないといけない帽子も、
その日のスタイルに合わせているのがステキです。
ファッションリーダー的なカンジで、参考になります♪

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